子宮・卵巣の異常

  • 子宮筋腫・腺筋症
  • 卵巣のう腫
  • 子宮内膜症
  • 子宮頸がん(二次精査コルポスコープ)
  • 子宮体がん
  • 卵巣がん

子宮や卵巣にできた腫瘍の診断・治療を行います

子宮筋腫・腺筋症

子宮内で組織が増殖、腫大する病気です。良性の疾患なので、がんに変化するリスクは低く、月経不順、月経痛、不正出血といった症状が現れることがあります。経過観察をしながら薬物療法をご相談し、重度の場合や合併症がある場合は手術も検討します。

卵巣のう腫

卵巣の中に液体や脂肪がたまって腫れた状態の腫瘍です。婦人科臓器の腫瘍のなかでは発生する頻度が高いものの一つで、自覚症状がない場合が多いですが、下腹部の膨満感や月経不順といった症状が現れることがあります。ほとんどが良性ですが、悪性の場合もあるので、定期的な検査による早期発見が大切です。

子宮内膜症

子宮内の組織がほかの場所で増殖する病気です。20~30代の女性に多く見られ、月経時の痛みや不妊の原因となることがあります。症状、年齢、妊娠の希望などをふまえて、治療法を考えていきます。

子宮頸がん

子宮入り口から発生するがんで、若い世代に多いがんです。発生にはHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因のほとんどであることがわかっています。通常はHPVに感染しても免疫の力で自然に排除されますが、中には長期間感染が持続する場合があります。このうち自然治癒しない一部の人は異形成とよばれる前がん病変を経て、子宮頸がんに進行します。したがって、定期的な検診で早期発見することが大切です。

●子宮頸がん検診  :子宮の入り口付近をブラシなどで擦って細胞の検査(細胞診)を行います。
●コルポスコピー検査:細胞診の結果、異形成やがんの疑いがある場合にコルポスコピーという拡大鏡で病変部を観察、組織を採取し組織診断を行います。結果次第で高次医療施設をご紹介いたします。

高次施設をご紹介します

子宮体がん
卵巣がん

上記の治療につきましては、専門の医療機関をご紹介しております。

月経、おりものの異常

  • 月経困難症
  • 不正出血
  • 月経不順
  • 月経前症候群(PMS,PMDD)

月経やおりもの異常、月経が原因で起こる不調に対応します

月経困難症

生理が原因で、下腹部の痛み、頭痛、お腹の張り、倦怠感といった症状が見られます。病気が原因で起こる場合もあるので、ご自身の身体のために、まずはご相談ください。

不正出血

生理期間ではないのに出血があることです。ホルモンバランスの変化、子宮内膜の異常、妊娠(着床)、ポリープのほか、子宮筋腫など大きな病気が隠れている可能性もあります。

月経不順

生理は周期は25~38日(月経が始まった日から次の月経が来る前日まで)、期間は3〜7日が正常とされています。この周期が乱れがちであったり、期間や出血の量にばらつきがあったりする状態が月経不順です。排卵障害や、過度な体重の増減、さらにストレスによって生じることもあります。

月経前症候群(PMS,PMDD)

イライラ感、気分の変動、胸の張り、頭痛、腹痛など、生理の3~10日前になると現れるさまざまな心身の不調のことで、月経開始とともに軽快、消失します。8割の女性にこうした症状がみられるとされています。

治療

低用量ピル

経口避妊薬の一種ですが、生理痛の軽減、生理周期の規則化、月経前症候群(PMS)の緩和、卵巣および子宮内膜がんのリスク低減といった効果が期待できます。

漢方

患者さまの症状や体質にあわせて、漢方薬を処方します。漢方薬は、身体全体のバランスを整えることを目的としているので、ホルモンバランスの乱れや原因がはっきりしないちょっとした不調にも効果が期待できます。

ミレーナ

月経周期の調整、月経痛の軽減などに用います。

不妊治療

  • 一般不妊検査
  • 子宮卵管造影
  • タイミング治療

妊活中の方への検査、指導を行います

一般不妊検査

避妊をせずに性交を一定期間おこなっているにも関わらず妊娠しない場合におこなう検査です。血液検査や、卵胞の大きさなどを測定する超音波検査、卵巣予備能力を測定するAMH(抗ミュラー管ホルモン)(自費)の検査などをおこないます。

子宮卵管造影

卵管が詰まっていないか、子宮内腔の形を調べます。

タイミング治療

排卵が起こる時期を特定し、その周辺の日に性交を持つようにする方法です。卵胞の大きさやホルモンの状態を調べて、性交のタイミングを推定します。

※生殖補助医療は行なっておりません

更年期

  • 更年期症状
  • 骨盤臓器脱
  • 骨粗しょう症検査

更年期に現れる女性特有のお悩みに対応いたします

更年期症状

更年期において、体内のホルモンバランスが変化することでホットフラッシュ、睡眠中に大量に汗をかく、不眠症、気分の変動、イライラといった、さまざまな身体的・精神的な症状が引き起こされます。

骨盤臓器脱

女性の骨盤内の臓器が正常な位置から下垂する状態です。骨盤の圧迫感や重さを感じる、臓器が腟から出る、尿漏れ、便秘、性交時の不快感といった症状があります。

骨粗しょう症検査

骨粗しょう症とは、骨量が減り、骨折しやすくなる病気です。当院ではX線を使ったDIP法という手の指で骨密度を測ります。被ばく量も少なくすむため、一度は検査を受けることをお勧めします。

ピル処方

  • 緊急避妊
  • 月経調整
  • 低用量ピル

ライフスタイルにあわせて、さまざまな種類からご提案いたします

緊急避妊

避妊に失敗したり、避妊できなかったりした場合には、72時間以内に服用することで、妊娠しにくくすることができるアフターピル(緊急避妊)の処方を行っています。

レボノルゲストレル錠1.5mg9,900円(税込み)
※診察料込み

月経調整

低用量ピルや中用量ピルを用いて、生理日を移動させることができます。

プラノバール約3,800円~4,200円
(日数による)
(税込み)
※診察料込み

低用量ピル

ファボワール28
(一相性)
2,200円
(1シート)
ラベルフィーユ28
(三相性)
2,000円
(1シート)

※別途診察料(初診2,000円、再診780円)と、定期的な検査代がかかります。

ワクチン・検診

  • 子宮頸がん検診
  • HPVワクチン
  • ブライダルチェック

子宮頸がん検診、HPV検診、ブライダルチェックをお受けいただけます

子宮頸がん検診

子宮の入り口近くにできる子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染が原因です。HPVは性行為を通じて感染することが多く、初期段階ではほとんど症状が現れません。2年に1回の検診が有効とされていますが、気になる症状があれば早めに受診しましょう。

HPVワクチン

子宮頸がんを予防するためのワクチンです。ワクチンを受けた後も定期検診を受けることでより効果的な予防となります。

ブライダルチェック

将来、出産を望む女性に向けて、健康状態を確認するための総合的な健康診断です。血液検査、おりもの検査、子宮頸がん検診などを行い、妊娠や出産に影響を与える病気がないかをチェックします。

検診のご案内

ブライダルチェック子宮頸がん検査、経腟超音波検査(子宮・卵巣)、おりものセット、血液検査(貧血・糖尿病・甲状腺・肝機能・腎機能・風疹抗体価・AMH)29,800円
おりものセット淋菌・クラミジア・トリコモナス・一般細菌11,000円
性感染症セット梅毒・B型肝炎・C型肝炎・HIV16,500円
オプションHPV5,000円
AMH7,500円
CA1252,500円
子宮頸がん検査3,300円
経腟超音波検査(子宮・卵巣)4,400円
ホルモン検査(LH・FSH・E2)6,500円

※セット価格には診察料が含まれています。
※結果説明の際に、再診1,650円がかかります。
※オプションのみをご希望の場合、診察料(初診3,300円、再診1,650円)が別途かかります。 

WEB予約
診療時間
午前9:30~12:30
午後14:30~18:00
:9:00~12:00まで診療
休診日:木曜・日曜・祝日
*午前の最終受付:12時20分(月・火・水・金)、11時50分(土)
 午後の最終受付:17時50分
*ご来院の際はマスク着用をお願いいたします。
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